イタリアの地形をニーハイブーツの形に例えると太ももの前あたりのピエモンテ州(Peimonnte)。北側はスイス、西側はフランスに隣接しています。ピエモンテ州の中でも一番南にあるクーネオ県に「ワインの王、王のワイン」バローロ(Barolo)、「バローロの弟分」バルバレスコ(Barbaresco)が造られています。どちらもネッビオーロ種100%の高貴で偉大なワインです。今回はイタリアワイン界のトップガヤ(Gaja)が造った早くから飲めるバローロを飲んでみました。
☆バルバレスコについてはこちら
ヴィーノ・ハヤシ【イタリアワイン通信講座第12回】偉大なワイン/バルバレスコと黄金の山/モンドール
バローロ ダグロミス ガヤ 2017
Dagromis Barolo Gaja 2017
【ワイン紹介】
国 イタリア/ピエモンテ州/バローロ地区
ブドウ品種 ネッビオーロ100%
色 ルビー色
容量 750ml
アルコール度数 14.5%
お値段 約10000円(2022現在15000円弱)
特徴 フルボディ。凝縮した果実味と骨格を備えた力強い赤ワイン(amazonより)
飲んだ感想 抜栓仕立てはまだ硬さはあるもののプラムや黒いベリーすみれの香り、味わいは酸味・タンニンともに丁度よい日がたつごとにまろやかに軟らかくなり、美味しくなっていった。
チーズについてはこちらに。
テストゥン・チュック・アル・バローロ
Testun Ciuc al Barolo
ヴィーノ・ハヤシのイタリアチーズ通信講座第11回目のチーズです。
バローロの香りが付けられた個性的なチーズ。乳種は3種のブレンド(牛80%、羊10%、山羊10%)。テストゥン・チュックという名はピエモンテの方言。「Testun=頑固な」「Ciuc=酔っ払い」という意味です。(ヴィーノ・ハヤシよりhttps://store.vinohayashi.com)バローロのワインとバローロの搾りかすをまとったチーズはとてもよく合いました。
バローロとはピエモンテ州最高級ワイン
「ワインの王であり王のワインである」と讃えられています。その名の通り、優美さと力強さの調和のとれた偉大なワインです。
ガヤはイタリアワインの帝王です。
イタリアワイン界のトップとして君臨、イタリア最高峰の地位を不動のものとしています。それはかつて、バローロとバルバレスコで造られるネッビオーロ種のワインはタンニンと酸が強く長期熟成がひつようでしたが、ガヤはバリック(小樽)熟成によってタンニンを軟らかくする方法を採用。発酵温度を管理し余分なタンニンの抽出を抑えることで早くからでも愉しめて、バランスの取れた味わいのワインを造ることに成功し賞賛を浴びることになりました。(ENOTECAより)
バローロワインとバローロの搾りかすをまとったチーズとの相性◎
恥ずかしながら、テストゥン・チュック・アル・バローロというチーズは、
今回の通信講座で送られてくるまでその存在を知りませんでした。
セラーに寝かせていたガヤのバローロを開ける時がついに来た!
迷いはありませんでした。
ピエモンテ州のクーネオ県で生まれたワインとチーズ。合わないはずはありません。
テストゥン・チュック・アル・バローロの周りにまぶしてある、
バローロの搾りかすを香ってみたり触ってみたり、
色合いをながめたりしながら、
ワインの方も同じように繰り返して楽しみました。
ぜひ組み合わせて試して頂きたいひとつです。